皆さん、こんにちは、医療法人善心会です。 当法人は、八尾市久宝寺に谷口歯科クリニック、 大阪市京橋に京橋オレンジ歯科クリニックを開院しています。

私たちは患者様一人ひとりの口腔の健康を大切に考え、その人に最適な治療法をご提案することを心がけています。

皆さんの中には、インプラントと差し歯（被せ物）の違いについてよくわからないという方も多いかもしれませんね。そこで今日は、これら二つの治療法の違い、そしてそれぞれのメリットとデメリットについて詳しく説明します。これから治療を考えている方、選択に迷っている方への参考になればと思います。

 

▼インプラントと差し歯（被せ物）の違い

差し歯とは、虫歯や歯周病などで損なわれた歯を修復するための被せ物のことです。一方、インプラントは歯根部分に人工の根（インプラント体）を埋入し、その上に人工歯を取り付ける治療法です。つまり、差し歯は残った自分の歯を生かす治療法であり、インプラントは新たに人工の歯を作る治療法と言えます。

 

▼インプラントを選択するメリットとデメリット

それでは、インプラントを選択するメリットとデメリットについてご説明しましょう。

 

◎メリット

メリット①自然な見た目と噛み心地

インプラントは自然な歯に近い形状と色で作られ、自分の歯のような見た目と噛み心地を実現します。人工的なものを入れることに抵抗がある方も、インプラントなら違和感なく使えます。

 

メリット②周囲の歯への負担軽減

差し歯の場合、隣接する健康な歯を削って土台を作る必要があります。しかし、インプラントはそれが不要で、周囲の歯を守ることができます。

 

メリット③骨の吸収を防ぐ

歯がない状態が続くと、その部分の顎の骨が吸収されてしまいます。インプラントは自然の歯根のように骨に固定されるため、骨の吸収を防ぎます。

 

◎デメリット

治療期間と費用：インプラントは手術が必要で、治療が完了するまで数ヶ月から半年以上かかることもあります。また、費用も差し歯より高くなります。

 

手術とメンテナンス：インプラントは手術によって体に異物を埋め込むため、感染や合併症のリスクがあります。また、定期的なメンテナンスが必要で、そのための時間と労力が必要になります。

 

適用できない場合がある：全ての人がインプラント治療を受けられるわけではありません。顎の骨の量や健康状態によっては、治療が難しい場合もあります。

 

抜歯する必要がある：インプラント治療は、天然歯が残っている状態で実施することはできません。インプラントを選択した時点で、天然歯を抜歯することになる点に注意しましょう。

 

▼歯を残せるなら差し歯の方が良い？

インプラントと差し歯というのは、根本的に異なる治療法です。もうすでに歯がない状態、あるいは歯を抜かざるを得ない状態では、インプラントやブリッジ、入れ歯治療しか選択することができません。歯が残っている状態で、保存できる可能性があるのなら、無理して抜歯はせず、差し歯を選択した方が良いと言えるでしょう。この点は非常に重要な決断となるため、事前に歯科医師と話し合うことが大切です。

 

▼まとめ

以上が、インプラントと差し歯（被せ物）の違い、およびインプラントのメリットとデメリットになります。どちらが良いかは患者様のライフスタイル、口腔の健康状態、財政状況などによります。自分に合った選択をするためには、しっかりとした情報と、信頼できる歯科医師とのコミュニケーションが重要です。

 

八尾市久宝寺の谷口歯科クリニックと大阪市京橋の京橋オレンジ歯科クリニックでは、患者様ひとりひとりに対して最適な治療法をご提案します。あなたの口腔の健康をサポートするために、どんな疑問でもお気軽にご相談ください。私たちが全力でサポートいたします。