40代・50代になると、歯周病や歯根破折などが原因で歯を失うリスクが高まっていきます。
歯を失った場合は、人工歯根による高い安定性を持つインプラントがオススメです。
失った歯をインプラントで補うことで、ご自身の歯に近い感覚で硬い物もしっかり噛んでお食事を楽しめるようになります。セラミック製のインプラントの人工歯により、自然な印象の歯も演出できます。
今回は、噛む機能の回復・自然な見た目をはじめとして、メリットが多い「40代・50代からのインプラント治療」についてのお話です。
目次
■40代・50代の方が歯を失ったときの治療方法
◎ブリッジ・部分入れ歯は残っている歯を傷つけてしまう可能性があります
「歯周病で歯を失ったけど、40代だからインプラントはまだイイや」
「インプラントは60代以上の高齢者向けの治療でしょ?ブリッジで十分だよ」
歯周病の進行や、若い頃のむし歯治療で神経を抜いた歯に起こりやすい歯根破折など、40代・50代の方は歯を失うリスクが高まっていきます。
歯を失ったとき、40代・50代の方はブリッジ・部分入れ歯を選ぶケースが少なくありません。しかし、ブリッジ・部分入れ歯は構造上、残っている歯を傷つけてしまう可能性があります。ブリッジ・部分入れ歯で歯を補ったことが原因で歯が傷つき、残っている歯を失い続けるケースも。
■インプラントのメリット
顎の骨にインプラント体を埋め入れ、人工歯根を作るインプラント治療。人工歯根による高い安定性をはじめとして、インプラントには以下のようなたくさんのメリットがあります。
①安定性が高い
インプラントはネジのような形のインプラント体(フィクスチャー)を顎の骨に埋め入れ、人工歯根を作ります。埋め入れたインプラント体は生体的現象によって顎の骨と強固に結合するため、非常に安定性が高いです。
人工歯根による高い安定性に基づき、治療後はご自身の歯に近い感覚で硬い物もしっかり噛んでお食事を楽しめます。
②残っている歯を傷つけない
インプラントは失った歯の箇所にのみ、インプラント体(フィクスチャー)を埋め入れます。
インプラントは残っている歯を傷つけません。インプラントで歯を補うことで、残っている天然歯の寿命の延伸にもつながります。
③自然な白さの歯の見た目に近づけられる
インプラントの人工歯は透明度が高いセラミックでできています。
光をよく透し、透明度が高いセラミック製の人工歯により、天然歯のエナメル質のような自然な白さの歯の見た目に近づけられます。
④平均耐用年数が10~15年以上で補綴物の寿命が長い
インプラントの平均耐用年数は10~15年以上です(※)。もちろん、平均で10~15年以内にインプラントがダメになる、ということではありません。
(※)平均の期間です。セルフケアと歯科医院で受けるメンテナンスを怠った場合は、
平均以下の年数でインプラントが使えなくなる可能性があります。
10~15年以上という数字はあくまでも平均の耐用年数です。毎日のセルフケア(歯みがき+歯間清掃)と歯科医院で定期的に受けるお口のケア(インプラント・お口のメンテナンス)の継続により、平均以上の期間、インプラントを維持することも不可能ではありません。
ご参考までに、ブリッジの平均耐用年数は7~8年程度、入れ歯の平均耐用年数は3~5年程度です。ブリッジ・入れ歯、どちらも「残っている歯で人工歯(義歯)を支える」という構造上、負荷がかかって人工歯の歪みや破損が生じやすく、定期的に作り替えが必要になります。
{インプラントはトータルの費用でおトクになるケースも}
インプラントは自由診療のため、費用が大きくなります。費用が大きいインプラントですが、残っている歯を傷つけず、平均耐用年数が長いため、保険のブリッジ・入れ歯にした場合と比べて、インプラントにすることでトータルの費用がおトクになるケースもあります。
ブリッジ・入れ歯が原因で残っている歯が傷ついたり、歯を失ったときは、その都度、治療や補綴が必要になります。また、ブリッジ・入れ歯は定期的に作り替えなければならず、長い目で見ると、インプラントよりも費用がかさんでしまうことも。
⑤発音しやすい
インプラントは人工歯根をお口の中に作ります。人工歯根にアバットメントを介して人工歯(上部構造)を固定するため、通常の使用でインプラントがずれたり外れることはほぼありません(※)。
(※)噛み合わせが乱れていたり、噛む力が強い場合、
アバットメントがゆるんでくることがあります。
固定式で安定しているため、インプラントは発音しやすい点がメリットです。
なお、ブリッジは固定式で比較的、発音に支障が出にくいです。入れ歯はずれたり外れるケースが多く、発音に支障が出ることがあります。
⑥お手入れがカンタン
インプラントは固定式のため、毎日のお手入れは患者様ご自身で行う歯みがき+歯間清掃でOK(※)。入れ歯のように取り外して洗う手間がかかりません。
(※)インプラント・お口の健康を保つためには毎日のセルフケアに加え、
歯科医院で定期的にメンテナンスを受ける必要があります。
【40代・50代からのインプラントで今後の人生を活き活きと過ごす】
80歳以上が平均寿命の日本。40代・50代はまだまだ、お若いです。
40代・50代で歯を失ったときは安定性が高いインプラントにすることで、以下のように、今後の長い人生を活き活きと過ごしやすくなります。
・硬い物を含め、弾力のある肉や繊維質の野菜など、好きな物・さまざまな食材をしっかり噛んでお食事を楽しめる
・人工歯・義歯のことで悩む機会を減らせる
(残っている歯への悪影響、入れ歯のずれや外れ、発音の支障など)
・自然な見た目の歯に近づけられ、口元に自信を持ちやすくなる
・安定性が高く自然な見た目の人工歯により、噛む力&口元に自信が生まれ、外食やお出かけ、旅行、スポーツなどに積極的になる効果を期待できる
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