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監修:医療法人善心会

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インプラントメーカーによってパーツの良し悪しはあるの?



「激安インプラントって、何であんなに安いのかな?」

「治療を受けることを検討しているクリニックがどのメーカーのパーツを使っているかを知りたい」

「インプラントメーカーによってパーツの良し悪しはあるの?」


近年、日本の高齢化や歯に対する意識の高まりを受け、インプラント治療を行う歯科医院が増えています。中には、10万円前後の激安価格をアピールするクリニックも。


インプラントは自由診療のため、クリニックごとに自由に治療費を設定できます。しかし、あまりにも安い治療費を設定しているクリニックでは品質が低い粗悪なインプラントパーツを使っているケースも見られます。


今回は「インプラントメーカーごとのパーツの品質の違い」についてご説明します。


■インプラントメーカーによってパーツの品質・機能性に違いがあります


1.世界三大メーカー「ストローマン」「ノーベルバイオケア」「デンツプライシロナ(アストラテック)」


世界には数百社以上のインプラントメーカーが存在します。


世界シェアの1位から3位を占めるインプラントメーカーは以下の三社です。


①ストローマン(スイス)

②ノーベルバイオケア(スイス)

③デンツプライシロナ(アストラテック:当院で採用しています)(アメリカ)

 

上記は世界三大メーカーと呼ばれています。


2.高品質なインプラントパーツ「プレミアムインプラント」


プレミアムインプラントとは世界シェア上位のメーカーのインプラントパーツを指します。プレミアムインプラントはいずれも、科学的な実証(=研究&臨床(りんしょう:実際の診療で用いること))の裏付けを基に品質を高めているインプラントパーツです。


三大メーカーをはじめとして、プレミアムインプラントに分類される世界シェア上位のインプラントメーカーにはジンヴィ(アメリカ)、カムログ(ドイツ)、オステム(韓国)などがあります。


プレミアムインプラント以外にも、日本国内のインプラントメーカには日本のシェア1位の京セラ、ジーシーなどがあります。


3.インプラントパーツの中にはコピー品や粗悪品も


世界には数百社以上のインプラントメーカーがあります。中には、ライセンス契約をせずにパーツを作製しているコピー品(※)や、粗悪な材料を用いて作られているインプラントパーツも。


(※)通常、ライセンス未契約の模造品:コピー品、

ライセンス契約済の製品:OEM、と表現します。


コピー品・粗悪品の最大の問題は「インプラントパーツの品質の低さ」です。コピー品・粗悪品の多くは科学的な実証を十分に行っておらず、機能性・安全性を高めていない物がほとんどです。当然、品質は低くなります。


品質が低い粗悪なインプラントパーツを用いたインプラント治療により、以下のような事故・トラブルが起きていることが医療ニュースによって報じられています。


・埋め入れたフィクスチャー(インプラント体)が顎の骨に結合しない

・フィクスチャー、アバットメントの破損(通常の使用における破損)

・破損したパーツが歯ぐきや顎の骨を傷つける


■プレミアムインプラントとコピー品・粗悪品のインプラントパーツの違い


違いその①


〇科学的実証を行っている(プレミアムインプラント)

✕科学的実証を十分に行っていない(コピー品・粗悪品)


世界三大メーカーをはじめとして、プレミアムインプラントのメーカーは科学的実証に裏付けされた製品を提供しています。


大学・専門の研究機関との連携や、物理学者、医師、歯科医師、エンジニアのチームによる開発など、プレミアムインプラントメーカーでは研究、臨床を重ね、安全性・機能性を高めた製品を作製している点が大きな特徴です。


一方、ライセンス契約をしていないコピー品・粗悪品のほとんどは科学的実証を十分に行っていません。科学的なエビデンスに乏しく安全性・機能性にフォーカスしていないため、当然の結果として、前述の医療事故・トラブルが起きやすくなります。


違いその②


〇インプラントパーツの素材・加工方法にこだわっている(プレミアムインプラント)

✕安い素材で加工方法にこだわらずにインプラントパーツを作製している(コピー品・粗悪品)


プレミアムインプラントのメーカーはインプラントパーツに用いる素材・加工方法にもこだわっています。


プレミアムインプラントは耐久性の高いチタン金属の選別や加工方法にこだわり、患者さんが長期間、安定してインプラントを使用することを想定してパーツが作られています。


一方、コピー品・粗悪品は安い素材でインプラントパーツを作製しているケースがほとんどです。安全性や耐久性をはじめとする品質の高さよりも、低コストであることを重視しています。加工方法についても、コピー品・粗悪品を提供するメーカーは製品の品質への影響にこだわらず、「効率良く、できるだけたくさん作る」という効率性のみを重視しているところが多いです。


コピー品・粗悪品を製造するメーカーは低コスト&効率性のみを重視しているため、低品質な製品がほとんどです。低品質な製品を用いた治療により、インプラント手術後にパーツが破損する・インプラント体が顎の骨に結合しない、などのトラブルが起きやすくなります。


■治療費の安さだけでクリニックを選ぶのではなく、インプラントパーツの品質の高さを見極めた上でインプラント治療を受けましょう


インプラントパーツは各メーカーごとに品質に違いがあります。


各社それぞれに特徴がありますが、プレミアムインプラントを採用しているクリニックであれば、コピー品・粗悪品を用いた場合と比べて、インプラントパーツが原因の事故・トラブルが起きる確率は低減されます(※)。


(※)プレミアムインプラントが絶対に事故・

トラブルを起こさない訳ではありません。


インプラントは治療費の安さだけでクリニックを選ぶのは良くありません。安さだけで選んでしまうと、コピー品・粗悪品を用いたインプラント手術によって医療事故・トラブルが発生する可能性もあります。


インプラント治療をご検討中の方は、そのクリニックがどのインプラントメーカーのパーツを用いているかをHPを見てチェックした上で、インプラント治療を受けることをおすすめします。


【アストラテック社公認インストラクターの院長がインプラント手術を行います】


大阪府八尾市の谷口歯科クリニックでは、世界トップレベルのインプラントメーカー「アストラテック」社の公認インストラクターの資格を持つ院長がインプラント手術を行います。


アストラテック社の公認インストラクターとは、一般の歯科医師に向けて講演・指導を行える認定資格です。これまでに国内外で多数の講演・指導をすると共に研究会にも積極的に参加し、日々、インプラント治療に関する知識と技術の研鑽に努めております。


長年、培ってきたインプラント治療の経験を生かし、骨造成が必要な難症例やオールオン4(オールオン6)にも対応可能です。


-歯科用CT、シミュレーションシステム、サージカルガイドによる精密性の高いインプラント治療をご提供します –


インプラント治療の際は手術前に歯科用CTによる精密検査を行います。検査で得られたCTの画像データを基に専用アプリにてシミュレーションを実施し、サージカルガイドを作製。手術時はサージカルガイドを用いて適切な位置へのフィクスチャーの埋め入れを行い、お1人お1人の患者さんに合った精密な人工歯を作製・装着します。


「歯を失ってしまったので相談したい」

「インプラント治療の流れを聞きたい」

「インプラントの費用を教えてほしい」


など、失った歯の治療方法でお悩みの方、インプラントをご検討中の方は当院までお気軽にご相談ください。インプラントに関してプロフェッショナルな歯科医師が丁寧なカウンセリングを行います。カウンセリングはWEB、または、お電話にてご予約可能です。



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