インプラントはフィクスチャー(インプラント体)を顎の骨に埋め入れ、人工歯根を作ります。高い安定性を持つ人工歯根により、インプラントの治療後は硬い物もしっかり噛むことが可能です。高い安定性に加え、ほかの歯を傷つけないなど、インプラントには多くのメリットがあります。
多くのメリットがあるインプラントですが、近年、インプラント治療を行うクリニックの増加に伴い、「インプラントにしたのに、治療後、食べ物を噛みにくくなった」などのトラブルが起きていることが医療ニュースで報じられています。
高い安定性を持つインプラントでなぜ、噛みにくいトラブルが起きるのでしょうか?気になる方もいらっしゃるかと思います。
今回は「インプラントにしたのに噛みにくい理由」および「インプラント治療後に噛みにくくなるトラブルを避けるための3つのポイント」についてお話しします。
目次
■インプラントにしたのに噛みにくい理由
インプラント治療後に噛みにくくなるトラブルは、主に以下のような原因によってひき起こされます。
理由①適切な位置にフィクスチャーが埋め入れられていない
人工歯根となるフィクスチャーが適切な位置に埋め入れられていないと、治療後に噛み合わせが乱れてしまうことがあります。
理由②人工歯の大きさが適切ではない
インプラントの人工歯(上部構造:歯ぐきから上の歯を補う人工歯)の大きさが適切ではない場合、治療後に噛み合わせが乱れてしまうことがあります。
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上記のように、フィクスチャーが誤った位置に埋め入れられていたり、人工歯がほかの歯より高い・低い場合、インプラントが原因で噛みにくくなるトラブルが発生しやすくなります。
■インプラント治療後に噛みにくくなるトラブルを避けるための「3つのポイント」
インプラント治療後に噛みにくくなるトラブルを避けるためには、以下の3つのポイントに留意してクリニックを選ぶことが大切です。
ポイント①サージカルガイドを用いるクリニックを選ぶ
サージカルガイドとは、フィクスチャーを顎の骨の適切な位置に埋め入れるためのガイド器具です。
手術時にサージカルガイドを用いることで、適切な位置への埋め入れが可能になります。
インプラント治療を受ける際はクリニックのHPをチェックし、サージカルガイドを用いてインプラント手術を行っているかを確認しましょう。
ポイント②歯科用CT、および、インプラント治療のシミュレーションシステムを備えているクリニックを選ぶ
適切な位置へのフィクスチャーの埋め入れ、そして、患者さんに合った人工歯を作るためには以下の2つが欠かせません。
・歯科用CT
・専用アプリによるシミュレーションシステム
インプラント治療では、歯科用CTを用いることで患者さんの歯並びや歯の形、顎の骨の形を精密な3D画像で確認できます。CT診断により、顎の骨の中を通る血管・神経の形状や位置も確認することが可能です。
CT画像に基づき、専用アプリによるシミュレーションシステムを用いて手術前にフィクスチャーの埋め入れシミュレーションを行うことで、より適切な位置へフィクスチャーを埋め入れられます。
適切な位置へのフィクスチャーの埋め入れに加え、専用アプリを用いた手術前のシミュレーションにより、患者さんに合った精度の高い人工歯を作製できます。
インプラント治療を受ける際はクリニックのHPをチェックし、歯科用CT、および、シミュレーションシステムを用いてインプラント手術を行っているかを確認しましょう。
ポイント③インプラント治療の経験が豊富な歯科医師が手術を行うクリニックを選ぶ
安全性・正確性を高め、適切にインプラント治療を行うためにはサージカルガイド、歯科用CT、シミュレーションシステムが必須です。
上記に加え、インプラント治療を成功に導くには、術者である歯科医師にインプラントに関する一定水準以上の知識と技術が備わっていることが前提条件になります。
インプラントに関する知識と技術を備えているのはもちろんのこと、インプラントの治療経験も重要な見極めポイントの一つです。経験が豊富な歯科医師であれば骨造成が必要な難症例や万が一のトラブルにも対応できる可能性が高く、より精密・より安定的なインプラント治療を期待できます。
安全性・安定性が高く、精密なインプラント治療に出会うためにも、インプラント治療を受ける際はクリニックのHPをチェックし、以下の点を確認しておくとよいでしょう。
・インプラントの治療実績
・所属する学会(日本口腔インプラント学会など)
・認定資格(公認インストラクターなど)
【アストラテック社公認インストラクターの院長がインプラント手術を行います】
大阪府八尾市の谷口歯科クリニックでは、世界トップレベルのインプラントメーカー「アストラテック」社の公認インストラクターの資格を持つ院長がインプラント手術を行います。
アストラテック社の公認インストラクターとは、一般の歯科医師に向けて講演・指導を行える認定資格です。これまでに国内外で多数の講演・指導をすると共に研究会にも積極的に参加し、日々、インプラント治療に関する知識と技術の研鑽に努めております。
長年、培ってきたインプラント治療の経験を生かし、骨造成が必要な難症例やオールオン4(オールオン6)にも対応可能です。
-歯科用CT、シミュレーションシステム、サージカルガイドによる精密性の高いインプラント治療をご提供します –
インプラント治療の際は手術前に歯科用CTによる精密検査を行います。検査で得られたCTの画像データを基に専用アプリにてシミュレーションを実施し、サージカルガイドを作製。手術時はサージカルガイドを用いて適切な位置へのフィクスチャーの埋め入れを行い、お1人お1人の患者さんに合った精密な人工歯を作製・装着します。
「歯を失ってしまったので相談したい」
「インプラント治療の流れを聞きたい」
「インプラントの費用を教えてほしい」
など、失った歯の治療方法でお悩みの方、インプラントをご検討中の方は当院までお気軽にご相談ください。インプラントに関してプロフェッショナルな歯科医師が丁寧なカウンセリングを行います。カウンセリングはWEB、または、お電話にてご予約可能です。