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監修:医療法人善心会

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インプラントのメリットは?できない人の特徴も解説!!


皆さん、こんにちは、医療法人善心会です。 当法人は、八尾市久宝寺に谷口歯科クリニック、 大阪市京橋に京橋オレンジ歯科クリニックを開院しています。

今回は、何らかの理由で歯を失った方が興味を持っているであろう「インプラント治療」について、そのメリットを詳しく解説し、そのうえで、インプラント治療ができない人の特徴をお教えします。私たちの体の一部である歯は、適切な治療とケアにより長期間健康を保つことができます。そのため、これから受ける治療についてしっかりと理解することは非常に大切です。

 

▼インプラント治療のメリット

 

1:自然な見た目と機能

インプラント治療は失った歯を人工の歯で置き換える治療法で、その最大のメリットは自然な見た目と機能性を回復できることです。インプラントは自分の歯のように噛むことができ、外観も自然なため、人工的な違和感がほとんどありません。

 

2:隣接する健康な歯を守る

また、ブリッジ治療のように隣接する健康な歯を削る必要がなく、他の歯への影響を最小限に抑えられます。これは、長期的な口腔健康を維持する上で非常に重要なポイントです。

 

3:長期的な耐久性

さらに、適切に管理されたインプラントは長期的に安定した機能性を保つことが可能です。日常のケアと定期的な診察により、インプラントは数十年間機能することができます。

 

4:骨吸収の防止

インプラントは自然な歯の根の役割を果たします。それにより、歯を失った際に起こる顎の骨吸収を防ぐことができます。これは、他の補綴物(ブリッジや義歯など)では達成できない利点です。

 

5:食事や発音の改善

インプラントは安定性が高く、適切に固定されます。そのため、食事の際にも滑ったりずれたりする心配がなく、美味しく食事を楽しむことが可能です。また、義歯などに比べて発音の妨げになりにくいため、会話や発表でも自信を持って話すことができます。

 

6:自立している装置

最後に触れるべき重要なメリットは、インプラントの自立性と信頼性です。インプラントは自己支持型であり、周囲の歯に依存せずに機能します。また、インプラントは非常に信頼性が高く、適切なケアとメンテナンスを行えば長期間機能し続けます。

 

▼インプラント治療のデメリット

 

1:手術と治癒時間が必要

一つは、手術が必要であることと、手術後の治癒時間が必要であることです。これは、一部の患者さんにとっては大きな負担となる場合があります。

 

2:費用

インプラント治療は他の治療法に比べて費用が高くなることがあります。しかし、長期的に見ると、メンテナンスが容易で耐久性もあるため、コストパフォーマンスは高いと言えます。

 

3:適用範囲がある

全ての患者さんがインプラント治療を選択できるわけではありません。健康状態や骨の量、歯の状態によってはインプラントが適用できない場合もあります。

 

以上がインプラント治療のメリットです。治療法にはそれぞれ特性があり、全ての人に最適な方法があるわけではありません。皆さん一人一人の口腔状態や生活習慣、予算などを考慮し、最適な治療法を選択することが大切です。

 

▼インプラントを選択できない人の特徴

上記にも記載があるように、インプラント治療にはできる人、できない人がいます。ここからは、インプラントを選択できない人の特徴を挙げていきます。

 

  1. 骨量が不足している方

インプラント治療では、まず失われた歯の代わりに顎の骨に人工の根っこ(インプラント体)を埋め込みます。しかし、そのためには十分な骨量が必要です。歯を失って長い間放置していると、歯がない部分の骨が徐々に吸収されてしまい、骨量が減少します。この場合、インプラント治療を行うには骨造成(骨を増やす手術)が必要となることがあります。

 

  1. 歯周病が進行している方

歯周病が進行すると、歯を支える骨が破壊されます。骨が不足すると先ほど述べた通り、インプラントが適応できない可能性があります。また、歯周病の原因である細菌がインプラント治療後に感染すると、インプラント失敗のリスクが高まります。そのため、歯周病が進行している方には、まず歯周病の治療が必要となります。

 

  1. 全身の病気がある方

全身の病気、特に心臓病、糖尿病、骨粗しょう症などは、インプラント治療の成功率に影響を与えます。これらの病気は身体の治癒力を低下させ、術後の感染リスクを高める可能性があります。また、抗凝固薬を服用している方も出血リスクがあるため注意が必要です。これらの状況では、歯科医師と主治医との緊密な連携が求められます。

 

  1. 喫煙をしている方

喫煙は口腔内の環境を悪化させ、治癒力を低下させます。その結果、インプラントが上手く骨と結合せず、インプラント治療が失敗する可能性が高まります。ですので、インプラント治療を検討する方は、その前に禁煙を試みることを強くお勧めします。

 

  1. 成長期の子ども

成長期の子どもは顎の骨がまだ成長しているため、インプラント治療は適応外とされています。大人になって骨の成長が完了するまで待つことが一般的です。一部、例外的に子どもへのインプラント治療を実施することがありますが、それは先天的な病気や交通事故による外傷で、噛む機能が著しく失われた場合のみです。

 

 6. 妊娠中の女性

妊娠中の女性には、原則としてインプラント治療を実施することができません。インプラントは6~8ヵ月ほどかかる歯科治療であり、妊娠期の大半を通院や手術などに費やすこととなります。安定期だけで終わるような治療であれば可能なのですが、治療期間が長いインプラントはそもそも妊娠期の適応はNGとなります。また、インプラント治療には外科手術を伴うことから、お母さんはもちろん、お腹の赤ちゃんの健康も考えると、余計なリスクは取らない方が良いと言えるのです。出産後、お母さんの身体が安定した状態であれば、インプラント治療でも問題なく行えるようになります。

 

▼まとめ

今回は、インプラント治療のメリットとデメリットについて解説しました。八尾市久宝寺の谷口歯科クリニックと大阪市京橋の京橋オレンジ歯科クリニックでは、皆さんの生活の質を向上させ、健康な笑顔を守るために、最適な治療を提供します。インプラント治療についてご不明な点や心配事がありましたら、お気軽にご相談ください。私たちは皆さんの笑顔のために、最善を尽くします。

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